重々しい警備のもと、ある男がモスクワから東京の特別収容所D7に移送される。男は日本政府最大のタブーとも云われる人物であった。失った弟シンの記憶に苦しむフェイは、この男の正体に自らの出生の秘密を見つけ出し「霧の世界」への真相に近づいていく。
一方、鏡子のメッセージを受け取った仙堂は沢橋の協力を得てデータの解読を始める。調べを進める仙堂はベガと呼ばれるナノセルの存在を知り、やがて4年前に失踪した一人の研究者の存在に辿りつく。それは第六地区で鏡子と共にベガの研究をし、4年前に消されたはずの人物だった・・・。